このホテルは普段は一人泊を受け付けていない(ウィンターシーズンは特に)が、
ダイレクトメールを見ると、閑散期には通常プラン+¥3000で一人泊が可能になる様なので早速行ってみた。
秋の池の平温泉スキー場のゲレンデ。曇りも中々に荘厳である。
(左)ホテル外観。(右)泊まった部屋。和洋室。掃除は行き届いており綺麗。
・一泊二食¥9050(入湯税込み)
・トイレ、バス、洗面台付き(ユニットバス)、冷蔵庫、テレビ有り
・浴衣、歯ブラシ、タオル付き
・単純硫黄温泉
このホテルには男女別の露天風呂と内湯が一つずつあり、露天は3階に、内湯は1階にある。
特筆すべきは露天風呂で、泥混じりの源泉を濾過せず掛け流している"黒湯"を売りにしている。
露天浴槽は長方形で広さは5畳程度。お湯からはほんのりと硫黄臭が感じられる。
泥混じりの源泉が浴槽に見合った量で注がれ、浴槽底には黒っぽい沈殿があり掻き回すと湯船が一気に黒くなる。
浴感は柔らかく、湯温もややぬるめでゆっくり浸かる事が出来る。
内湯は一転して、濾過されて透明のお湯。露天より浴槽は広い。
露天より温度が高く設定されていて、循環されており源泉感は薄れていて露天に比べるとかなりつまらないお湯。
夕食は、隣にある地ビール工場にて。品数は少なくないが、もう少し生野菜が欲しい所。
地ビール工場が経営するバイキングレストラン、タトラ館。
オプションで地ビールが飲み放題になり、今回ここに訪れたのはそれが目当てだったりする。
地ビール『妙高高原ビール』の種類は、ピルスナー、ヴァイツェン、ダークラガーの3種類。
おかず類の味付けは、アルコール付きを意識してか全体的に濃いめ。
卓上にジンギスカン用のホットプレートもあり、ラム肉も冷凍物ではあるが食べ放題の焼き放題である。
朝食はホテルのレストランにて。バイキング形式。セルフでお茶漬けが作れる。
地ビール飲み放題、ジンギスカン食べ放題、そして特徴のある泉質の露天風呂。
個人的にはかなり好みのホテルである。冬に一人泊出来ないのが残念。
施設玄関と冬の焼山。
糸魚川は旧能生町、冬の風物詩である鮟鱇をどうしても食べたくなり、こちらを訪れた。
一人泊可能な上、鮟鱇を食べられるプランが有ったので殆ど思い付きでじゃらんで予約した。
ここは日帰りで利用した事もあり、お湯に関しても不安は無かった。
日帰りの記事はこちら
(左)通された部屋。エアコンが効いている。(右)館内にある休憩所。至る所に灯油ストーブがある。
・一泊二食¥16000也(入湯税込み)鮟鱇丸ごとプラン
・和室十畳+広縁
・トイレ、洗面所付き
・テレビ、金庫、冷蔵庫有り
・浴衣、タオル、歯ブラシ等揃っている
・含硫黄-ナトリウム-炭酸水素・塩化物泉
内湯。小浴槽と大浴槽に分かれている。
露天風呂。海側から山を登っていく風が心地よい。
お湯は非加水非循環の掛け流し。内湯大浴槽と露天風呂は源泉流入口以外にも加温された源泉が注入されている。
お湯からは仄かに硫黄臭がし、湯船には白や茶色の湯花が舞う。内湯小浴槽が最も源泉を感じられる。
浴室は広め。露天風呂は雪囲いがしてあるので開けてはいないが、昼間晴れれば焼山を眺められる。
(左)夕食初期状態。(右)お刺身。左の大きめの身は、何と鮟鱇のお刺身。
待ちに待った夕食の時間。
鮟鱇のお刺身、アンキモ、ユッケっぽいモノ(?)、鮟鱇の唐揚げ、鮟鱇鍋と正に鮟鱇尽くし。
魅力的なおかず達。地元の海洋高校が考えたと言う海藻を使ったうどんも。
鮟鱇凄く美味しいです。アンキモは御飯とお酒が両方欲しくなっちゃう癖のある味わい。
驚いたのは鮟鱇のお刺身。食感も味も、他に例え様が無いオンリーワンな美味しさ。
朝食。至ってシンプル。
鮟鱇が美味過ぎる。毎年食べに訪れようと思う。
お宿外観と館内。全体的に新しめで明るく綺麗。
焼山温泉で頂いた鮟鱇が忘れられず、また食べたくなったので今度はこちらを訪れた。
北陸道の能生インターチェンジを降りてそのまま山側へ向かうと柵口(ませぐち)温泉が在る。
道の最奥には彼のシャルマン火打スキー場が在る。
通された部屋。お宿そのものは昔からあるが、近年改装した様だ。
・一泊二食¥14500也(入湯税込み)鮟鱇鍋プラン
・和室八畳+広縁
・トイレ、洗面所付き
・テレビ、金庫、冷蔵庫有り
・浴衣、タオル、歯ブラシ等揃っている
・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
お風呂は男女別の内湯と露天風呂が一つずつある。内湯は中々の広さ。
加水、循環、消毒の表記有り。ちょっと消毒剤の臭いがする。源泉感はあまり無し。
(左)夕食のお品書。(右)魅力的なおかずの数々。
残念ながらお刺身は出て来ず。しかし、今回のお目当ては……鍋……!
どぉーん!鮟鱇の身がたっぷり入った贅沢なお鍋!
この鍋一つで、鮟鱇の色んな部分の様々な食感が愉しめる。夢中で味わいました。
骨に纏わりつくプルプルのゼラチン質。まるで四足獣のホルモンの様な内臓類。魚とは思えない。
しかし、とんでもない量である……絞めの饂飩を半分残してしまった。無念。
朝食。実に普通の朝食。
鮟鱇、堪能しました。お湯は兎も角、食事目当てで来る価値はある。
時期を変えてここにはまた訪れたい。
お宿外観。此処に来るまではちょっと道が狭い。
過去に、日帰りで利用した事のあるお宿。
→日帰りの記事はこちら
三川温泉は、新潟県は阿賀町の山間にある小規模の温泉地である。
最近はこの辺りを"奥阿賀"と言う名で売り出しているらしい。
通された部屋。外観とは打って変わって新しく綺麗。
・一泊二食¥11200也(入湯税込み)
・和室10畳広縁付き、トイレ、洗面所付き
・テレビ、金庫有り
・浴衣、タオル、歯ブラシ等揃っている
・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
館内。改装したと言うよりは増築なのかな?あと、猫も二匹見掛けた。
お風呂。此処は内湯が一つあるのみ。
日帰りの時とは別の浴室だった。宿泊時はこちらが男性側の様だ。
お湯は非加水非循環非消毒、気温が低い時期は加温するとの事。この時は非加温だった。
それ程大きくない浴槽に源泉がドバドバと注がれ、湯船から並々と溢れている。贅沢。
お湯はぬるく、少しモタッとした浴感と相まって物凄く気持ちが良い。ずーっと浸かっていられる心地良さ。
飲泉用のコップで飲んでみると、強めのミネラル感が有りややしょっぱい。
夕食。このお宿は鯉料理を売りにしているようだ。
魅力的なおかずの数々。
食事は朝夕共に部屋食。そして、この夕食の贅沢さ。値段からは想像できない程充実した品揃えである。
豚のしゃぶしゃぶ、揚げたての山菜の天麩羅等々。珍しいのは"あけびの蔓"、少し苦くお酒の当てにぴったり。
そして、このお宿の名物は鯉料理である。
おかずの中で一際異彩を放っている鯉の甘煮はかなり甘辛い味付けで、お酒と御飯が大量に欲しくなる罪な奴。
鯉の洗いは酢味噌で和えられており、ギョリギョリとした独特の食感でかなり肉肉しい。臭みは一切無し。
味もボリュームも満点の内容であった。
朝食。普通の内容。
暑い時期にぬるいお湯に浸かりに来るのがベストかな。鯉料理をまた食べに来ようと思う。