間瀬田ノ浦温泉 旅館丸一(立ち寄り湯)


2012.05

日本海夕陽ラインの、大河津分水河口から新潟へ向けて走って暫くの所にある。

・入館料¥500也
・ナトリウム-塩化物冷鉱温泉

海沿いの国道を走っていると、弥彦山の裏(海側)辺りで道路を挟んで両側に広く駐車場のとられた所に出る。
そこが間瀬田ノ浦温泉で、海側山側の両方に食堂の併設された温泉宿がある。今回訪れたのは海側の方の施設である。
目の前が浜辺であり、時期が来ると海水浴客で賑わう。


(左)内湯。窓からの眺めは良好。
(右)半露天からの眺め。

この施設には、内湯と半露天が一つずつある。
加水無し、循環消毒あり。温泉を名乗っているが実際は冷鉱泉を加温したもののようだ。
浴槽の広さは内湯はまあ広くも無く狭くも無く、半露天は狭い。だが、景色は開けていて解放感はある。
お湯の方はと言うと、湯船からオーバーフローは見られず、循環され続けて鮮度はあまり無い。
なめるとほんの僅かにしょっぱい。お湯を掬って臭いを嗅ぐと塩素臭がする。

ハッキリ言ってお湯は良くないが、眺めはとても良く値段も普通で利用しやすい。
観光客がちょっと寛いでいくには良い所だろう。


咲花温泉 柳水園(立寄り湯)


2012.05

・入館料¥500也
・含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉

咲花温泉街の道路を奥に向かって進むと、右側(山側)に看板が見えるとともに駐車場への坂道が現れる。
建物の外観を撮り忘れてしまいました。


ここは内湯のみで、露天や貸切は無い。咲花グリーンが美しい。

非加水非循環非消毒、何も手を加えられていない掛け流し。恐らく、咲花の中で最もお湯の鮮度が高いのがこのお風呂。
硫黄の臭いが香り、エメラルドグリーンを呈した濁りの無い透明なお湯がこれまた美しい。
並々とお湯が注がれ、それが湯船から溢れ出て床にちょっとした小川が出来ている。

そして物凄く熱い。
配湯された分がそっくりそのままこの内湯に注がれているので、源泉の温度が保たれたままなのである。
「湯船でゆっくり」とはいかないが、咲花源泉を味わえるので、一湯の価値あり。


苗場温泉 雪ささの湯


2012.05


新潟-群馬間を結ぶ国道17号線沿いにある。

・入館料¥800也
・カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉

春スキーのシーズンも終わり、すっかり賑わいを見せなくなる湯沢町。しかし、常に湧き出る温泉は平常運転です。
ここは、新潟から三国峠に差し掛かる所に在る日帰り入浴施設である。一度利用すれば、入館料が\600になる券を貰える。


(左)内湯。浴槽の縁と壁に一部隙間があり、そこから排水されている。
(右)露天風呂。景色は背の高いビルが見えるばかりである。

非加水非循環非消毒。内湯も露天も広めに作られていて、浴槽端っこはややぬるい感じ。
浴室には金属っぽい香りが漂い、お湯を舐めるとミネラル感と渋味がある。
源泉が並々と注がれている流入点ではパチパチとガス成分の泡が弾ける音が聞こえる。
流入点では透明だが、湯船では茶褐色に濁っていて析出物の塊も見られる。

シーズンでなくとも訪れる価値のある良温泉である。


田中温泉 しなの荘(立寄り利用)


2012.05


国道117号線を対岸に臨む信濃川沿いに佇む温泉旅館。改装したのかやたら綺麗。

・立寄り利用¥600也
・アルカリ性単純泉

新潟から長野方面に向けて津南町を走り、道の駅を通り過ぎて暫くすると小さい看板が見える。
信濃川を渡河した所にある集落の中にこの旅館は存在する。 宿泊の記事はこちら


(左)内湯。(右)露天風呂。想像していたよりもずっと綺麗な作り。

加水はしていないが、温度を保つため加温、循環ろ過装置と消毒剤使用の表記あり。

浴室には硫黄分を感じさせる香りが漂い、湯船からのオーバーフローは多目で鮮度は保たれている様子。
お湯は黄色を呈した透明、僅かに白や茶色の湯花が見え、舐めると少し卵臭卵味有り。浴感は結構ツルツルしていて面白い。

これで本当に循環しているのかと思う程の実に素晴らしいお湯である。
露天からの眺めも、壮大とまではいかないが中々に風流で落ち着ける。今度は是非泊まりでゆっくりしたい。


姫川温泉 ホテル国富翠泉閣(立寄り利用)


2012.06

糸魚川から白馬方面へ繋がる国道148号線から、姫川の畔へと降りた所にある。ちょくちょく看板が出ているので判り易い。


(左)姫川沿いにドンと立つ立派なホテル。非電化の大糸線が真前を走る。
(右)浴室へと繋がる長〜い廊下。歩いている内に不思議なワクワク感が湧きあがってくる。

・立寄り利用¥1000也(タオル付き)
・ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉


(左)内湯。開放的な作り。(右)露天風呂。岩が高く周りの景色はあまり見えない。

非循環非消毒、源泉温度が高い為加水の表記あり。
内湯は浴槽に一部仕切りが作られていて、熱めの小浴槽とぬるめの大浴槽に別れている。
お湯は無色透明で、掬って臭いを嗅ぐと仄かに金属臭有り、舐めるとやはり鉄っぽい味がする。赤い湯花も底に沈殿している。
内湯小浴槽は浴槽底から熱めの源泉がジワリと、大浴槽は壺の形をした流入口からザブザブと掛け流されている。
露天は、広めの浴槽と半身浴の出来そうな部分とがある。

加水されているとはいえこの豪快な掛け流しっぷりは見事。成分も濃厚で身体も直ぐ温まる。
日帰りで\1000は相場としては高い気もするが、タオル付きでこのお湯を楽しめるなら納得できる。


勝木ゆり花温泉 交流の館 八幡(立寄り利用)


2012.06

新潟県の最北、旧山北町にある休校舎を利用した施設であり、宿泊も可能である。
当日は快晴で絶好のドライブ日和、海岸沿いの景色が実に綺麗であった。


元は中学校という建物。廊下が懐かしい感じ。

・立寄り利用¥350也
・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉


お風呂は内湯が一つのみ。6畳くらいの広さ。

非循環非消毒、お湯を張る時に加水しているとの事。
無色無臭透明、僅かだが茶色の細かい湯花が見られる。
お湯を舐めると少しだけ塩味がするが、あまりミネラル感は感じず薄い味わい。
温度はやや高め、浴感は少し硬い感じでスッキリサッパリといった印象。

値段も良心的で泉質も良く、行楽のついでに立ち寄るには絶好の施設である。


雪だるま温泉 雪の湯


2012.06

キューピットバレイスキー場に併設されている日帰り入浴施設。
シーズンオフで閑散としてると思いきや、高齢の方のお客さんで割と賑わっていた。登山客の利用も多いようだ。


(左)施設入り口。(右)浴室。広い内湯の他に、奥に露天風呂もある。

・大人¥500也
・ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

加水はしていないが、循環ろ過装置と消毒剤使用の表記あり。

事前に詳しく調べてはおらず、浴室に入るまで判らなかったのだが、ここのお湯は何とバリバリの石油系!
浴室に入った途端、ゴムの様なガスの様な独特の匂いが強めに香り、意表を突かれてしまった。

お湯は黄色を呈した透明で、茶色や黒の湯花が舞っている。
温度は高め、舐めると中々にしょっぱく濃厚な味わいで、ガス臭が鼻から抜けて石油っぽさ抜群。
成分の濃さもあり温まりは良く、循環しているとはいえ強烈な個性が生きたとても良いお湯である。
露天風呂は内湯より小さいがそれでも広めにとられていて眺めも良い。

キューピットバレイスキー場には滑りに来た事は有るが、ここの施設は今回が初の利用であった。
こんなに良いお湯だったとは……来シーズンは必ず立寄る事にしよう。


赤倉温泉 滝の湯


2012.07

赤倉温泉街の奥側、スキー場の入り口の脇にある日帰り入浴施設。冬季は閉鎖される。


(左)施設外観。此処に来るまでに結構な坂を登る。妙高なら当たり前。
(右)浴室。右のトタンの裏側には半身浴槽が設置されている。

・大人¥500也
・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉

此処には露天風呂しかない。地獄谷から引き湯しており、それをそのまま掛け流している。
お湯は白濁系の硫黄泉。仄かに卵臭が漂い、白っぽい湯花が大目に舞う。
湯温は夏は42度、春・秋は39度位らしい。今は夏なので僅かに熱め。よし、秋にまた来よう。
結構な解放感で気持ち良く浸かれる。燕温泉よりは来易いので冬以外はこっちを利用しようかな。


ハツカ石温泉 石打ユングパルナス


2012.07


山と平野部を一望できる斜面に在る日帰り施設。宿泊施設も隣にある。

国道17号線を新潟から湯沢方面へ向かい、トンネルを抜けて長い坂道を登った所にある。因みに裏にはスキー場がある。

・大人¥900也
・ナトリウム-塩化物泉

値段はちょっと高めだが、恐らく本来は冬季のスキー客がお目当てなのだろう。
館内は何と言うか温泉施設っぽくない。別にお洒落と言う訳でもなく、中途半端に洋風で違和感がある。
肝心のお湯はと言うと、加水・循環・消毒の表記あり。


(左)内湯。かなり大きめである。(右)露天風呂。眺めは非常に良い。


(左)薬草風呂。効きそうな匂いが漂う。(右)打たせ湯と奥に壺湯。妙な設置の仕方である。

上記浴槽の他にも、普通のサウナと水風呂と塩サウナなる物があり、入浴設備はスーパー銭湯並に用意されている。
無色無臭、お湯を舐めてみるとほんの僅かに塩っぽい感じ。
お湯を掬って注意深く臭いを嗅ぐと塩素臭がするが、普通に浸かる分には気にならない程度。
オーバーフローは僅かに見られるが、循環量は多目で源泉感はあまり感じない。

露天からの眺めは素晴らしい。泉質はそうでもないが中々に楽しめる所だと思う。


六日町温泉 湯らりあ


2012.07

六日町市街を走る国道17号線沿いに建てられた日帰り入浴施設。今年出来たばかりである。


施設入り口。大きな看板が立ってるので分かり易い。

・大人¥400也
・単純温泉


浴室。浴槽は内湯と、無理やり作ったようなサウナ(※別料金)と水風呂がある。

洗い場は有るが、洗剤等は置いてないので身体を洗いたい人は要持参。
小さめの浴槽に、六日町温泉の源泉が掛け流されている。ただそれだけなのが有難い。
お湯は非加水非循環非消毒の源泉掛け流し。湯船には黒っぽい細かい湯花が見られる。
匂いを嗅ぐと硫黄臭が僅かに香り、お湯を舐めるとやはり僅かに硫黄分を感じる。
湯温は高め。だが、熱いのを我慢しても浸かっていたい程の気持ち良さである。

建物そのものはとても小さく、受付・脱衣所・浴室がコンパクトに収まっている。
中は狭いが来易い場所にあり値段もお手頃、泉質も抜群に良いので私的には利用価値は高い。
……サウナの存在が謎すぎるが……