田中温泉 しなの荘


2015.01

以前日帰りで訪れ、いつか泊まりたいと思っていたお宿。 日帰りの記事はこちら


国道117号線から脇に逸れ、信濃川を渡った所の集落の中にある。

・大吟醸付きプラン一泊二食¥14140(税込み、平日泊)
・和室6畳、トイレ洗面所共同、冷蔵庫無し、テレビ有り
・浴衣、歯ブラシ、タオル付き
・アルカリ性単純泉


泊まった部屋と、部屋からの眺め。流石に雪深い。

館内は廊下も畳敷きになっており、照明も控えめな感じでしっとりと落ち着いた雰囲気。
主張の強過ぎない和風のお洒落な造りである。


内湯と露天風呂。露天風呂は狭いが中々に良い雰囲気。

非加水だが循環消毒、加温有り。しかし、これが分類が単純泉とは思えぬ程に特徴的なのである。
お湯は黄色を呈した透明、匂いは偶に僅かに硫黄臭を感じる時がある程度。
浴感は非常にツルツルのスベスベ!温度もぬるめに設定されており、何時までも入っていられる心地良さ。

食事は朝夕共に食事処にて頂く。


(左)夕食初期状態。お酒は地元限定の苗場山生原酒。(右)鍋の中身と後出しの茶碗蒸しと天麩羅。追加の地酒。


(左)ホタテのバターソテー人参ソース。撮影前に一つ食べてしまった。(右)御飯。この野沢菜がウンマイ。

出来たてのおかずが隣の厨房から順次運ばれてくる。ホタテのソテーが実に美味。
野沢菜は茎の部分を使った地元スタイルで、噛むと水分と共に旨味が口の中でジュワッと広がる。


朝食。これに加えてコーヒー若しくは地産の牛乳を選べる。

館内は決して広くはないが、宿の雰囲気のお陰でゆったりと寛げる。
温泉以外何も無いのが良い所なんだと思えるお宿である。


咲花温泉 碧水荘


2015.04


福島で三春の桜を観た帰りに宿泊。実に贅沢な利用の仕方。

・料金 一泊二食\9870也(入湯税込み)
・部屋 和室広縁付き、トイレ洗面所冷蔵庫有り
・泉質 アルカリ性硫黄泉


充実した設備。部屋からは阿賀野川も見える。

この時、咲花温泉周辺では阿賀野川の護岸工事が行われており、川沿いに大きなビニールシートの壁が設置されていた。


(左)内湯。(左)工事中の露天風呂。

湯船には咲花グリーンに輝く美しいお湯が並々と湛えられ、硫黄臭が漂う。
浴槽は内湯も露天も二つに区切られており、熱湯とぬる湯に分かれている。
この時は阿賀野川沿いが工事中であり眺めは良くなかったが、咲花のお湯は相変わらずの良泉であった。


夕食画像@。おかずが温かいのは好印象。


夕食画像A。御飯は御櫃ではなく釜炊きである。


朝食。笹蒲鉾が嬉しい。

咲花温泉は実に良い。お湯も飯も安定している。何度でも訪れたい。


笹倉温泉 龍雲荘


2016.07


泊まった部屋。建物外観は撮影しそびれました。

・料金 一泊二食\19590也(料理グレードアッププラン、入湯税込み)
・八畳広縁付き、トイレ洗面所ユニットバス有り
・アメニティは浴衣、タオル、歯ブラシと揃っている。
・ナトリウム―炭酸水素塩泉

旧能生町、焼山温泉よりも更に山奥に位置する。この辺りは県内屈指の豪雪地帯である。
ここのお湯は重炭酸ナトリウム含有量日本一を自称している。

建物は新しめの本館と旧館である千寿荘があり、両方に浴室が有る。


本館側浴室。広く綺麗で開放的。


(左)旧館内湯。唯一の非加水非循環。(中)旧館半露天。(右)露天の壺湯。

お湯は無色無臭、飲泉所があり飲むと僅かに甘い。
温度は高くなく、浴感はスベスベ感があり大変気持ちが良い。
本館の浴室はとても綺麗だったが、旧館の半露天と壺湯は清掃が行き届いてない様に思えた。


夕食画像@。何と言うかお洒落。


夕食画像A。御飯は炊き込みご飯と普通の御飯の二種類出て来た。

食事は食事処で頂く。品数多めで手の込んだ料理が次々出て来る。全体のボリュームは控えめ。


朝食。普通の御飯の他に温泉で炊いたおかゆも出て来る。このおかゆが実に美味しい。

少々値が張る様に思えるが、この土地は冬の積雪量がとんでもなく、そしてこの宿は通年営業している。
除雪費用と設備の維持費を考えれば高めの値段設定も納得である。全体的に質の高い良いお宿である。