蔵王温泉 山形屋


2010.09(一回目)

(左)全国にその名を轟かす、超有名温泉地にして、スキーリゾートである。
(右)山形屋入り口。駐車場は坂の少し下にある。

・一泊2食¥7650也(入湯税込み)
・六畳一間、液晶テレビ有り、冷蔵庫・金庫無し、トイレ・洗面所共同。
・アメニティは浴衣・タオル・歯ブラシと揃っている。
・酸性含鉄・硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(含硫化水素強酸性緑礬明礬泉)

館内は古めかしく、時代を感じさせる。渡り廊下の床がやたら撓みちょっと怖かった。
しかし手入れは行き届いているようで埃等は見えなかった。


通された部屋。昼間は光が入り明るいのだが……

六畳一間、一人泊には十分な広さ。布団は既に敷かれていた。
部屋に入り、電気のスイッチを入れたのだが、妙な違和感を覚えた……
な!?……電灯が無い!?
天井に電灯の取り付け部分があるのだが、そこから先が無い!……フハハ、何だこれ、笑うしかない。
まぁいいや、暗くなってもテレビを見るか寝るかしかないのでそのまま泊まった。特に不自由は感じなかった。
他の部屋を覗くと、普通に電灯があった。この部屋はどうやら、元々宿泊用ではない部屋を改装したもののようだ。

続いてお風呂。ここは、内湯が一つのみで露天はなし。


内湯。湯船の底には白い湯花が沈んでいる。若干の硫黄臭がする。

蔵王温泉には、共同浴場や日帰り入浴施設の露天風呂が幾つかあるが、
新鮮な蔵王温泉のお湯を楽しむなら、宿を利用するしかない。

5人も入れば満杯の小さ目の浴槽に、加水無しの源泉が存分に注がれ、湯船の淵から絶え間無く溢れたお湯が流れ出す。
お湯の温度は高めで、やや白濁し、硫黄臭がする。源泉流入口からお湯を掬い、口に含んでみたが、
あー、やっぱり酸っぱい!
共同浴場や、日帰り施設では、この酸っぱさは感じられまい。


(左)夕食の初期状態。この後、ご飯・味噌汁のほか、2品ほど追加される。
(右)芋煮!今回の旅のメインイベントでもある。

おかずは、後出しの物も冷めた状態だったのが少し残念。でも、そんなことは大した問題ではないのだ。

この旅館を選んだ最大の理由が、芋煮である。一人前でこの量、お肉も全然ケチっていない。
ああ、こりゃあ旨い。期待していた通りの味、そしてボリュームで大満足。お腹がはち切れそうになった。


朝食の初期状態。ベーコンエッグが何か浮いてる感じ…

近くには、近年出来たばかりらしいコンビニがあり、お菓子や飲み物の買出しが大変便利になった。

ここ蔵王温泉は、ジンギスカンも名物のようで、ジンギスカンと書かれたのぼりを立てた飲食店が幾つか有った。
宿によってはジンギスカンのコースも選べる。次来る時はジンギスカンを食べに来よう。


2012.02(二回目)

(左)スキーシーズンに再び宿泊。当り前だが凄く寒い。
(右)館内は所々改装されており、以前宿泊した時よりもずっと綺麗になっていた。

蔵王温泉スキー場はとても楽しかった、何より樹氷が見事でした。また行きたいですねぇ。
スノボの後にこちらへおよそ一年半ぶりに宿泊。今回は食べたかったジンギスカンのプランを選択。

・一泊2食¥9310也(入湯税込み)+地酒\1050也
・六畳一間、暖房はファンヒーター一台のみ、その他設備・アメニティは前回と変わらず。


通された部屋。電灯も完備。


冬の内湯。身体が冷えているせいで増して熱く感じた。何とか埋めずに入れる湯温。

相変わらずの源泉掛け流し。しかし脱衣所が寒いのなんの。


(左)夕食の初期状態。全体の品数は少ないが……
(右)念願のジンギスカン!肝心の物はたっぷり用意されているので有難い。

羊肉はモニュモニュとした感じで柔らかいが赤身の噛み応えもあり味わい深く、牛や馬とはまた違った食感。これが旨い!
山形牛のしゃぶしゃぶのコースもあるようなので、今度はしゃぶしゃぶを食べに来ようかな。