越後湯沢温泉 山の湯


2012.08

越後湯沢の温泉街とは離れた、曲がった急な坂道を登った所に在る。

・入館料¥400也
・単純硫黄温泉


お風呂。内湯が一つのみ。

非加水・非循環、消毒剤は「毎日浴槽清掃時に使用」とある。別に源泉に投入している訳ではない。
湯船のお湯は手の加えられていない源泉掛け流しである。清掃時に消毒剤使用なんて別に言わなくて良いんじゃないかなぁ…

普通サイズの浴槽に贅沢に源泉が注がれ、浴槽淵からサラサラとお湯が溢れ出ている。オウオウ掛け流してますねぇ。
お湯からは硫黄臭がして、湯船には白っぽい湯花がちらちらと舞うのが見える。
湯温はやや熱め、柔らかな浴感で実に気持ち良い。
越後湯沢温泉の源泉掛け流しを手軽に味わえる貴重な所。温泉街のお宿とは一線を画す硬派な存在だ。


六日町温泉 龍氣別館(立寄り利用)


2012.08

(左)建物外観。(右)浴室。大小の浴槽がある。

六日町の温泉ホテル『龍氣』の別館である。本館よりもビジネス向きに特化した施設のようだ。
本館には行ったことないけど……建物は古めかしく昭和っぽさを感じさせる。因みに何時建てたのかは知らない。

・入館料¥650也
・単純温泉

お風呂は内湯のみで露天風呂は無い。非加水非循環非消毒の源泉掛け流しである。
浴槽は大小の二つに分かれており、小浴槽は源泉投入量を調節しているのか大浴槽に比べて若干ぬるめの温度。
浴室に入った時はハッキリとは判らなかったが、注意深く臭いを嗅ぐと硫黄臭を感じる。湯船にも僅かに黒い湯花がみられた。

泉質で選ぶなら国道沿いの"湯らりあ"の方が良いが、こちらは浴槽が広くシャンプー類も置いてあるので利用しやすい。


鷹羽鉱泉


2012.10

上越市牧区……新潟で温泉通を名乗るならば行かなくてはならない場所がある……!!。

鷹羽鉱泉。過去、計6回訪れたが、冬季休業中(5月下旬なのに)だったり営業中の看板が出てるのに施設に人が居なかったり……
兎に角振られまくりの個人的"秘湯"の"筆頭"であったが、7回目(今年2回目)の来訪で漸く、漸く!!入浴することに成功せしめました!

・入館料¥500也
・鉱泉(硫化水素泉?)

10時くらいに訪れた所、「まだお湯が溜まってない」との事。……営業中の看板が出てるのに?まぁ、人が居なかった事もあるしな…
駐車出来るスペース(駐車場など無い)に車を停め、車中で携帯を弄りながら待つ事40分。もう入れますよとオバちゃんから声が掛かった。


(左)まだ溜まりきってない男湯。小さい浴槽が一つ……!?(右)漫画本。読んで良いのだろうか?

露天風呂もあるらしいのだが、私が来訪した時はやっていなかった。
この時は、男女別の内湯があるだけなのだが……この浴槽、どうやら元々一つの浴槽だったようだ。粗末な仕切りで男女別に別けてある。
画像を良く見れば分かると思うが、仕切りに鉄板と木の柵が貼られているだけである。木の柵の向こう側は女性浴槽が丸見えである。
何て豪快な造り……これを"鷹羽造り"と名付けよう。

脱衣所、浴室は狭く、浴槽も小さい。浴室には弱めの硫黄臭が漂う。
源泉温度が低いため加熱、非循環非消毒の掛け流しであるが、流入量は少ない。
浴感はスベスベする感じ。お湯を舐めると僅かに硫黄分が感じられる。
浴槽は底の部分が浸食されたのかトゲトゲのゴツゴツ状態。一度気になると落ち着くまで時間が掛かる。

この白濁系の硫黄冷鉱泉は、恐らく県内では他に無い泉質である……間違い無く"良いお湯"と言える。
温泉好きには、一湯の価値があると思う。

※1808追記 一時当施設は閉鎖されていましたが、最近有志の手により限定的ではありますが営業を再開したようです。


健康増進施設 ゆあーず ※立ち寄り入浴中止


2012.11

十日町市の南の方にある、上村病院に併設された温泉施設である。患者さんでなくても利用可能。


厚生労働大臣認定の"健康増進施設"との事。病院の一部なので基本的に日曜はお休み。

・入館料¥700也
・アルカリ性単純温泉


(左)内湯。4畳くらいの広さ。(右)露天。結構広い。普通の浴槽に見えるが……?

源泉名は『かみむら桜湯温泉』。循環消毒の表記あり、加水はしていないようだ。
浴槽は内湯と露天の二つ。どちらもキチンと源泉が投入されていて鮮度は保たれている。
紅茶というよりは醤油っぽい色を呈しており、仄かに特徴のある薬品臭が香る。これはモール泉だろうか?
お湯を舐めるとミネラル分を感じる。浴感はツルツルしていて、湯船には僅かに湯花も見られた。

露天風呂の方は、一部の浴槽底にスイッチというかセンサーの様な部分が有り、
その上に乗るとブクブクと底から泡が出てくる仕組みになっている。

至って普通の日帰り入浴施設だった。利用の際は保険証は要りませんので、悪しからず。


寺宝温泉 湯治館(立寄り利用)


2013.07


(左)建物外観。名前の通り宿泊も可能である(右)内湯。ぬる湯とあつ湯の二つある。

・入館料¥600也
・ナトリウム-塩化物泉

この寺宝温泉、以前は日帰り施設と宿泊施設の二つ在ったのだが、近年休業を挟みつつ設備を一新。
日帰り施設を取り壊して宿泊施設側を大幅にリニューアル、併せて源泉も掘り直し営業を再開した。
その際、泉質が変化してしまい、以前より個性のあるお湯へと変貌を遂げた。


露天風呂浴槽。景色はあまり良くない。他にも男女日替わりの岩風呂がある。

非加水非循環、浴槽の一部は熱交換による加温あり。
以前のお湯は単純泉で、僅かに黄色がかった無味無臭、ガス成分が多くブクブクと泡の付くぬる湯だった。
新源泉は、ナトリウム-塩化物泉。前よりもハッキリと黄色を呈しており、舐めると中々にしょっぱい。
泡付きは以前よりも少し弱くなった印象。臭いは特に無し。温度も相変わらずぬるく浴感は滑らかで気持ちが良い。

以前に比べると、脱衣所も浴室も広くなり非常に使い易くなった。ぬる湯好きには堪らない良施設である。


桂温泉


2014.04


(左)建物入り口。(右)露天風呂もあるが、この時はまだ閉鎖中だった。

・入館料¥550也
・アルカリ性単純泉
・営業時間10:00〜21:00、月曜定休

この施設は大分前から良く利用させて貰っていたが、今回漸く記事にした。


内湯は、大浴槽と小浴槽の二つある。

お湯は非加水非循環非消毒。源泉に一切手を加えずの掛け流しに拘っている様だ。
無色無臭透明、少し黄色を呈している。浴感は実に柔らかく少しヌルスベ感有り。
温度はそれ程高くもないが、温まりはとても良く長湯には出来ない事はないが向いていない。


土樽 共同浴場 岩の湯


2014.04


(左)建物外観。(右)若干広めの内湯。露天風呂は無し。

・入館料¥500也
・アルカリ性単純泉

四月下旬、まだ花見をやれそうな所を探して、湯沢まで来た折にここを利用した。

加水、循環、消毒の表記有り。
お湯は無味無臭無色で特徴は無いが、浴感は少し柔らかな感じがする。
浴室内は、浴槽の素材のせいだろうか、濡れたコンクリートの様な臭いが鼻に付き正直居心地は良くない。

浴室や脱衣所は広く取られており、全体的に明るい。値段も高くはなく只の銭湯といった感じ。
お湯は大した事は無いが、近くにはスキー場以外にも釣り堀や渓流釣りスポットが点在しており、
レジャー客が帰りにここで汗を流していくのだろう。


駒の湯温泉 露天風呂


2014.08


魚沼市街から尾瀬方面へ向かう途中にある、山奥の一軒宿"駒の湯山荘"。ランプの宿として有名。

・入館料¥500也
・アルカリ性単純泉(ラジウム泉)
・冬季休業

お盆で実家に帰省した折、ぬる湯を求めて我が兄を連れて来訪した。
此処駒の湯温泉は、宿泊施設である『駒の湯山荘』と、日帰り用の露天風呂がある。
露天風呂の利用の受け付けは駒の湯山荘の方で行っている。


日帰り客用の露天風呂。映っている人物は我が兄。

此処のお風呂は、女性専用と混浴の二つ。非加熱源泉浴槽の隣に加温浴槽が在るが、こちらは溜め湯なのだろうか?
非加熱源泉浴槽は、それ程広くない浴槽の真ん中から、源泉が噴泉の如くザブザブと噴出しており恐ろしい掛け流し量。
温度は、触れれば人の体温以下とハッキリ分かるヌルさ。お湯からは仄かに硫黄っぽい香り。
山奥の為、真夏でも割と涼しいので、風呂からあがると寒い。

非加熱のぬる湯がたっぷり掛け流されてるのは非常に魅力である。何れは山荘に宿泊したいものだ。夏の暑い時期に。