五色温泉 五色の湯旅館(立ち寄り湯)


2010.05
・立ち寄り利用¥500也
・含硫黄カルシウム・ナトリウム硫酸塩塩化物温泉

外観はそれほど古い感じはしないが、館内は歴史を感じさせる。この雰囲気も山奥ならでは。

男女の内湯と露天風呂があった。・・・・・・露天は混浴のようだ。


(左)内湯。時期により色が変わるらしい。
(右)内湯とは打って変わって、白濁した露天風呂。眺めは良好。

内湯は白い湯花が沈むエメラルドグリーンのお湯。浴室には硫黄臭が充満している
高温の源泉が並々と注がれ、湯の鮮度は抜群。あまりの高温に3分も浸かれなかった・・・・・・

レッドウッドインの帰りに立ち寄ったが、晴れてくれて良かった。いずれは宿泊で利用したいものだ。


白馬八方温泉 小日向の湯


2010.08

糸魚川と信濃大町を結ぶ国道から、少し山に入った所にある。

・入浴料¥500也
・アルカリ性単純温泉

狭い車道を3分ほど進むと見えてくる。外に飲泉所が設けており、自由に飲める。
ここは、重装備の登山者の方も結構利用しているようだ。


あるのは露天風呂ひとつ。透き通った綺麗なお湯。

ここのお湯は、日本でも有数の強アルカリ性である。
非循環非加水で掛け流ししており、かなり鮮度も高い。
浸かる前に、湯船から桶ですくって掛け湯をしたのだが、この時点でかなりのヌルヌル!

湯温はそれ程高くなく、山の温泉の臭い(?)がする。味はかなり甘い。
最初はヌルヌルするが、浸かっている内に"ツルツル"になり、最後は"スベスベ"してくる。
これぞ、高アルカリ性温泉である。

山の中なので、虻対策として網が張られているが、それでも何処からか入ってくる。
体を洗ってる時に、デカイ奴に膝下を噛まれてしまった。イッテ!こんなに痛かったっけってくらい痛い!
虻が苦手な人は注意して下さい。


渋温泉 九番湯 大湯


2010.08

思ったよりも大規模な温泉街だった。

・入浴料¥500也
・駐車場料金¥500也(日帰り)
・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉

自前の駐車場が無い宿もあるので、宿泊利用者でも公共の駐車場を利用している。丸一日停められる様だ。

渋温泉には外湯(共同浴場)が九つ有り、本来なら地元民以外は宿泊しないと入ることが出来ない。
しかし、この九番湯だけは日帰り利用が可能である。
駐車場で利用券を購入し、浴場付近の宿に利用券を渡し、浴室への鍵を開けてもらう……というシステムである。


(左)浴室内。二つに仕切られており、手前は水で埋められる。
(右)この白濁は見事なもの。かなりの高温である。

白濁の割には、硫黄の臭いは控えめである。白濁=硫黄って訳じゃないけれども。
それと、金属臭が結構目立つ感じで、お湯を口に含むとやはり鉄っぽい味がした。ヴォーテツサーン!

奥の浴槽にザブンと浸かる。あー、あっつい!最初は足がビリビリした。
しかし、結構直ぐに馴染んできて、思ったよりも長く浸かってられそうだった。
試しに水で埋めようとしたが、幾ら埋めてもぬるくなりそうになかったので止めた。

ここには蒸し風呂なるものもあったが、当日の気温も高く、いい加減暑かったので入らなかった。
なんせ、風の通らない脱衣所の方が、浴室よりも気温が高かった。着替えのシャツが汗で……
真夏の日帰り利用は一寸失敗だったかな〜、ここは宿泊で利用すべきだろう。
タップリ汗をかいて、ゆったり浴衣で涼みたい。外湯巡りもしてみたい。秋に泊まりに来よう。


白馬八方温泉 みみずくの湯


2011.03

白馬八方尾根スキー場にスノーボードに行った後に立ち寄った。眼下の町並みがジオラマのよう。

・入浴料¥600也
・アルカリ性単純温泉

位置的には駅とゲレンデの中間くらいだろうか、小日向の湯よりは来易い場所。
隣には舗装されてない土の広場があったが、駐車場かな?子供たちがキャッチボールをして遊んでいた。


建物入り口。真正面入り口は閉じられていた。

内湯は6畳くらいの浴槽で、その浴槽を仕切る感じで露天風呂への通路?がある。
露天風呂は内湯より少し小さいくらいの浴槽で、塀があるが白馬の山々を望む結構な景色を愉しめる。

内湯、露天共に非循環の源泉掛け流しである。舐めるとやはり甘く、山の香り?がする。
最初はヌルヌル感は無く、アレッ?と思ったが、浸かっているうちに徐々にヌルヌルしてきた。
高アルカリ泉の、ヌルヌル→ツルツル→スベスベと変化していく浴感はやはり面白い。
小日向の湯ほどではないが、高アルカリ泉の良さを実感できるいいお湯である。
虻に咬まれる心配も無いので、虫が苦手な人はこちらに来ると良いでしょう。


山田温泉 大湯


2011.05

小布施市街から群馬方面に向かい、グネグネの山道を暫く行くと不意に現れる小規模な温泉街、山田温泉。
此処はとても良い所です、本当に……。坂の上の、温泉街の終わり辺りに無料の村営駐車場有。


建物入り口。村営の共同浴場である。

・入浴料¥300也
・含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉


浴室内。湯屋造りの雰囲気のある浴室。

広めのあつ湯と小さめのぬる湯の二つの浴槽があり、浴室内には若干の硫黄臭と山っぽい香りが漂う。
源泉の高すぎる温度を下げるために加水しているとのこと。ぬる湯の方が加水率が高いのかな?

お湯は少しサラサラした軽い浴感で、白や茶の湯花が舞う。
加水しているということを全く感じさせず、源泉100%なのではないかと疑うほどの良さ。
温度調節はかなりムラがあるようで、あつ湯の方は油断してるといきなりの熱湯の奇襲攻撃を喰らう。非常に遊びの無い熱さ。


(左)浸かりながら撮影。ぬる湯マジぬる湯。
(右)蛇口は無いが、コック式の流出口がある(溜められた加水源泉)。何という贅沢……

床で寝ての休憩を挿みながら、あつ湯とぬる湯に交互に入り存分にお湯を愉しんだ。
木の少し柔らかい感触がこれまた心地良い。

共同浴場にしては、それ程狭くなく汚くなくあつ湯ぬる湯の二つあると非常に充実している。
結構な山の中で標高も高いのだが、険しい山道という訳でもなく非常に来やすい場所である。


七味温泉 紅葉館(立ち寄り利用)


2011.06

松川渓谷の奥側にある温泉地。……ここには本当に、温泉しかない。

・立ち寄り利用¥500也
・含硫黄ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉


(左)建物入り口。最近建て替えたらしく、館内はとても綺麗で古めかしさは感じさせなかった。
(右)内湯。やや碧掛かり、白く濁っている。

まあまあの広さの浴槽に激熱の源泉が少しずつ注がれており、浴槽全体では温度は結構ぬるくなっている。
湯船に温度差の層が出来るが、室内に湯揉みの板が用意されているので存分に混ぜよう。
"加水有り"の表記を見たのだが、内湯に源泉の他に蛇口からチョロチョロと水が足されていた。
……ひょっとしてこれの事なの?勿論止めた。これで源泉掛け流しである。


(左)露天の小浴槽。新鮮な源泉掛け流し。
(右)露天大浴槽。ぬるい源泉と熱い源泉の二つの流入口である竹筒が置いてある。

露天はどちらも湯温は高め。遠くの景色は見えないが木々に囲まれて風情はある。
露天小浴槽はギリギリ二人入れるくらいの大きさで、大量に源泉が注がれ鮮度が高い。
内湯と露天小浴槽は白っぽい細かい湯花が、露天小浴槽には黒っぽい湯花が大量に舞っている。
いずれも硫黄成分を感じられる。濃度と鮮度の違う3種類のお湯を愉しめる。


白骨温泉 小梨の湯 笹屋(立ち寄り利用)


2011.08

夏中盤、乗鞍周辺は避暑地として中々の賑わいを見せていた。以前、母と共に冬の白骨に泊まりに来た事があるが……
ふむう、スノーシェッドが整備されれば冬でも賑わうかもしれんな。早く完成させてくれ。


お宿外観。ここに来るまでの道のりが厳しい。

・立ち寄り利用¥600也
・含硫黄-ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉

実は、立ち寄り利用は午後二時半までとのことで、私がここに到着したのがまさにその時刻。
しかし、受付の男性(恐らくは宿のご主人)のご厚意により、入れさせて貰えました。有難う御座います!!


お風呂。夏の白骨、白と緑のコントラストが映える。

おお……素晴らしや……

まごうこと無き白濁硫黄泉。硫黄成分が強めに香る。浴槽淵には析出物がビッシリ!まるで南の島の珊瑚の様。カタクテトゲトゲシテマス。
お湯は白く濁るばかりで、意外にもハッキリとした湯花は見えない。
備え付けのお酌でたっぷり味わってみたが、硫黄の味がするばかりでエグミは感じられない。

お湯も良いが、浴室も良い。内湯と呼ぶには憚れる、開放的かつ情緒溢れる造りだと思う。雪景色もさぞ綺麗なことだろう。
白骨で立寄りと言えば"泡の湯"が有名なのだろうが、こちらも十分白骨温泉の良さを感じられる良い所である。


北小谷温泉 道の駅小谷 深山の湯


2012.01


道の駅に併設されている施設。

・大人¥600也
・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉

糸魚川〜白馬を結ぶ国道沿いにある道の駅"小谷"。絶妙な位置にあり、設備も充実しているので利用価値は高い


(左)内湯のぬる湯の浴槽。曇ってしまって上手く撮れなかった…
(右)露天風呂。雪見風呂であった。

北小谷温泉と風吹荘源泉の混合泉、と表記されている。
循環、塩素消毒無し。ハッキリ描かれていた訳ではないが恐らく加水もしていない本物の掛け流し。
浴室には、鉄分を感じさせるが仄かに薬品っぽい香りも混ざった特徴的な臭いが立ち込め、嫌が応にも期待が高まる。

内湯は、あつ湯、ぬる湯、寝湯の浴槽あり。露天風呂は一つ。温泉ではないが他に水風呂とサウナもあった。
お湯をなめると、金属臭金属味、そして僅かな塩味と硫黄味の中に酸味が際立つかつてない味わい。
中でも露天風呂が良かった。流入量が多くお湯の透明度は保たれていて、肌に気泡もまとわりつき鮮度は抜群。雪見風呂も楽しめた。

道の駅の施設だと甘く見ていたが、その泉質の良さに思わず驚愕である。この温泉目当てで訪れる価値がある。