草津温泉 はなみづき別館


2011.09

標高1000b超にある、日本屈指の温泉地。

ついに来ましたよ、泊まりで草津温泉!しかも初めての夕食無し、温泉街で外食ですよ外食!


(左)建物外観。もっとボロいのを想像していたが、内装もかなり綺麗で何というか拍子抜け。
(右)お風呂を利用する際の設備。後述。

・一泊朝食付き\3250也(入湯税込み)
・3畳一間(一人泊専用部屋)、冷蔵庫とテレビ有り、トイレ洗面所共同
・浴衣、タオル、歯ブラシ等のアメニティは無し。別途有料で調達可
・使用源泉 万代鉱 酸性含ヒ素-アルミニウム-硫酸塩塩化物泉


宿泊した部屋。意外と狭くない。設備も充実で文句なし。窓は障子を開けると向かいの建物から丸見え。

ここのお風呂は万代鉱源泉の温泉が引いてあるが、何と貸切風呂が一つだけ。
使用する際は、入浴中を示すランプを点けて、脱衣所に鍵をかけて入るシステム。これは判りやすいな。


お風呂。窓にはカーテンが付いている。窓を開けると風が気持ちいいが、出る時はちゃんと閉めましょう。

万代鉱の掛け流し。湯揉み用の道具が置いてあるが、使わなくてもそんなに熱くはない。
非加熱非循環非加水。これだけでも価値がある。
臭いはあまりしないが……お湯は舐めるとやはり酸っぱい。
浴感はやや軽い感じで柔らかく、湯温は高めだがじんわりと温まる感じで落ち着ける。
窓を開け放し、床に寝そべり休憩しながら入浴した。

温泉街を徘徊。共同浴場を巡りながら食事処を探索。…本当は、"あ・うん亭"という所に行きたかったが、お休みであった…


(左)夜の湯畑。この時は小雨が降っていた。
(右)外食は、焼き肉のお店"吾妻"にて。肉をたらふく頂きました。


朝食。ご飯とみそ汁はおかわり可。

素泊まり・朝食のみは面倒臭いかなとも思っていたが、全然そんなことは無かった。
こんなに楽しいものだとは。……でも、色々揃っている規模ならではの楽しさなのかも知れない。


湯宿温泉 湯本館


2012.12

以前日帰りで利用し、どうしても泊まりで来たくなった旅館。

駐車場は旅館と離れた所にある。この湯宿温泉は、一応は温泉街を成してはいるが実に狭い。

・一泊二食\8550也(入湯税込み)
・12畳広縁付き、洗面所有り、トイレ共同
・テレビ有り、冷蔵庫無し
・浴衣、タオル、歯ブラシ等のアメニティ有り
・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉


通された部屋。炬燵とストーブが置かれていた。

館内はちょっと古い感じで通路は狭く薄暗い。全体的にちょっと寒い感じがしたが冬なので当り前か…
しかし、泊まった部屋は明るく古い感じはしない。大きめの炬燵があるのも嬉しい。


内湯浴槽と源泉湧出口。相変わらずの析出物。

丸い浴槽に、熱めの源泉が掛け流されている。非加水非循環非消毒。熱い時はホースを突っ込んで水で埋める。
お湯は無色無臭で、浴感は少し硬く重たい感じがする。飲泉用のコップで飲んでみると僅かにしょっぱく強いミネラル分を感じる。
湧出側と浴槽は底の方で繋がっていて、湧出側に近づくと足元の方から熱い湯が湧いてくるのが分かる。
貸切の家族風呂もあるらしいのだが、そちらには入らなかった。


(左)夕食。日本酒は別注文です。(右)朝食。スタンダートな湯治食って感じ。

2段重ねのお膳で一度に全部出てくるので、鍋を除く調理済みのおかずが冷めていたのが残念。
品揃えも特に珍しいものは無いが、見た目通りの普通の美味しさで安心。値段を考えれば全然悪くない内容。

率直な感想としては"昔ながらの良くある旅館"であるが、源泉掛け流しのお風呂は実に魅力である。寒い時期にまた泊まりたい。


老神温泉 山楽荘


2013.02

温泉街の奥の方にある、割かし目立つ大きめのホテル。本館と新館に分かれている。

こちらは伊藤園グループのホテルの一つ。蟹食べ放題プランに惹かれて泊まってみた。

・一泊二食\7950也(入湯税込み)
・10畳広縁付き、洗面所・トイレ付(ユニットバス)
・テレビ、金庫、冷蔵庫有り
・浴衣、タオル、歯ブラシ等のアメニティ有り
・源泉の異なる単純泉が二つ


通された部屋。独立した洗面所とユニットバスの組み合わせは珍しい気もする。

私が泊まったのはビジネスホテルっぽい感じの新館の方。チェックイン時に宿泊料の支払いを済ませるスタイル。
何と言うか在り来たりの無難なホテルといった風情で、目新しい感じも無ければ不潔さや古臭さも感じない。
個人的には、下手に凝ってるよりも物凄く落ち着く。埃等も見受けられず掃除は行き届いてる。


新館のお風呂。特徴の無い単純泉。

無色無味無臭の単純泉。非加水だが、加温・循環・消毒の表記有り。
循環消毒ではあるが、湯船からのオーバーフローは多目で、消毒剤の臭いもせず浴感も申し分ない。
黒っぽい湯花も見られ、泉質も保たれており気持ちが良い。


本館のお風呂。非加水非循環の掛け流し。(左)夜男性側(右)朝男性側

こちらは分析表では単純泉となっているが、実際には硫黄成分を感じる特徴的なお湯。
お湯からは白濁系の硫黄臭が香り、湯船には白っぽい湯花が舞う。
源泉温度は高めだが、浴槽で熱めとぬるめに分かれるように工夫されている。

食事は朝夕共に大広間でバイキング形式。


夕食の盛り付け一例。これ以外にも数品あり種類が豊富だった。

汁物が鍋も含めて3種類あり、それ以外にもおでん等もあった。おっきりこみがホッとする味付けで実に良い。
お酒はビール、カクテル、焼酎、ウィスキー、日本酒(熱燗)とこれまた充実している。


(左)蟹。これを食べる頃にはお腹一杯だった……。(右)朝食盛り付け一例。

蟹は茹でられた物が小皿に小分けにされていた。蟹用と思われる酢が置いてあったが、唯の米酢であった。

あまり期待していなかったバイキングが予想以上に良かった。お湯も楽しめたし、値段を考えれば凄く良い所だと思う。
他の伊藤園グループにも興味が出て来たので伊藤園巡りでもしてみようかな。


四万温泉 伊東園ホテル四万


2015.07

温泉街の奥の方に建つ。元は『日向見荘』と言う旅館だったとか。

ここは、四万温泉に昔からあった旅館を伊藤園グループが買収した施設である。
山間で狭い四万温泉街の更に奥の方にあり、初見では分り辛い。国道沿いからは侵入不可である。


通された部屋。広くも無く狭くも無く。

・料金 一泊二食\8574也(入湯税込み)
・部屋 和室六畳、トイレ洗面所冷蔵庫付
・アメニティ 浴衣、タオル、歯ブラシ等有り
・泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉


(左)飲泉所。(中)貸し切り内湯。(右)内湯浴室。

お湯の特徴を感じられるのは精々飲泉所くらいで、湯船では加水・循環されている。
しかし消毒剤の匂いがする訳でも無く、浴室は広めであり割かし快適である。


(左)夕食盛り付け一例。(右)朝食盛り付け一例。

食事は夕食朝食共にバイキング。そしてお酒飲み放題、伊藤園はこれが魅力。
惣菜の品揃えはまぁまぁと言った所。個人的には玉蒟蒻が嬉しい。炊き込みご飯も良かった。

老神には遠く及ばないが、大湯に比べれば何もかもがマシ。けど再訪するには魅力が無いかな。